ポンコツ離婚記~夫の不倫で壊れた夫婦~

マイホーム購入半年後に夫に不倫され離婚するまでの記録

合意

「俺、やっぱ無理だわ。離婚はしたくないけど、遊べないのも無理。」






今まで聞いたことのない、主人の諦めたような口調でした。







その瞬間、ずっと必死に堪えていたものが崩れました。







「そっか・・・。なんか、もう、そうするしかないのかもしれないね。」







「・・・・・・・」





「・・・・・・・」





「・・・・・・・」





「・・・・・・・」








しばらく無言が続きました。


主人は、時折ため息をついてうなだれていました。









「はあ・・・。もう、だめだ。」

「俺は誰と結婚したとしてもこうなるわ。」











「・・・・・そっか。わかった。」

「もう、そっち(離婚)の方向で話進めよう。」

「でも今日はもうこれ以上考えられないから諸々決め事は後日にして。。。」









「わかった。」











・・・あっという間の長い一日でした。



夫の尾行、彼女との対面、離婚の合意。



生気が抜けたようにふらふらして、まるで頭が働きませんでした。



そしていつの間にか汗と涙でぐちゃくちゃのまま眠っていました。



でもなぜか、離婚と決まったことで少しほっとしている自分に気が付きました。

セルフ探偵

離婚するにも踏み切れず、続けるにしてもどうも腑に落ちない。


口先だけで、行動は伴わない夫。


違和感だらけの日々を過ごしていました。


何度も何度も嘘を吐かれたのに、私はやっぱりまだ情を捨てきれていませんでした。












そんな折、ある事件が起きます。


ある週末、夫が会社の同僚と飲みに行くと言い出しました。


私は直感的に、おくずちゃんだろうと思いました。


ここで普通なら、探偵さんに依頼するはずです。


けど、血迷った私は


「自分の目で確かめたい」


そう思ってしまいました。






でもこれは、一番の禁じ手です。


探偵さんにもこれだけは散々止められていたし、そのリスクはよく分かっていました。


素人が、ましてや身内のことを尾行するなんて身なりやしぐさであっさりバレるらしいです。





でも、この時私はすでに十分証拠を掴んでいたし、最悪全てを失う覚悟もできていました。


最初で最後の、捨て身の突撃調査です。















偶然、この日は夫がケータイ修理に行くという予定があることを知っていました。


修理屋に電話します


「すみません、本日そちらでケータイ修理の予約している○○の妻なんですが、予約時間を確認できますか??」


「はい、○○様ですね。ご予約頂戴しておりました。お時間16:00~となります。」


「そうですか、ありがとうございます!」


あっさり教えてくれました。







よし、修理屋近くで待ち伏せしよう・・・!!!







そうして、予約の1時間前に修理屋の真向かいにあるカフェの窓際の席を陣取りスタンバイ。


ほとんど瞬きする間も無く、ただひたすらに目の前の通行人をチェックする。


あっという間に時間が過ぎ、気付くともう予約時間の10分前・・・


氷しか残っていないアイスコーヒーを必死にすすります。












あ、来た・・・


主人が歩いてきました・・・









しかも、おくずちゃんと2人で!!!!!!












心拍数が跳ね上がり、冷や汗がだらだら流れてきます。


2人が近くまで来たら店を飛び出そう。。。







そう思って待ち構えていると、少し手前でなぜか2人が別々に分かれ、


夫→修理屋
おくず→全く別の店


にそれぞれ入って行ってしまったのです。


???


まあ、いずれすぐ合流するんだろう。


そう思って、夫とおくずちゃん両方の動きを見張ることにしました。













20分位して先に店を出てきたのはおくずちゃんでした。


私はすぐさま店を飛び出し、おくずちゃんの後を追います。


見失わないよう、彼女のすぐ後ろに付いて歩きます。

(彼女は私の顔を知らないので大丈夫だろうと思った)


しかし、彼女が向かった先はまたしても修理屋とは全く別の店。





・・・ん???


・・・はっ!!

やばい、気付かれてるかも!!!!






そう思った時にはもう遅く、修理屋の店内を振り見渡してももう夫の姿は見当たりませんでした。












せめて彼女だけは見失わないようにと追いかけながら、主人に電話します


「もしもし、今どこ?」


「なんで?」


「・・・あのさ、さっき彼女と一緒にいたよね?二人でいるとこ見たんだけど!!」


「はあ・・・。ねえ、何なの!?何がしたいの!?」(逆ギレ)


「それはこっちのセリフでしょ?とにかく早く戻ってきて。とりあえず目の前にいる彼女捕まえるね。」


「・・・それはだめだよ。彼女は関係ないから。お願いだからやめてよ。」


彼女をかばう主人の発言に、涙が出てきました。


「うっ、うっ・・・うううっ・・・」(嗚咽で話せない)


「分かったよ。もう今日は家に帰るから。それで満足?」


そう言い捨てて主人から一方的に電話を切られました。


結局、泣きすぎて彼女も見失い、ツーショット写真も撮り逃し、セルフ尾行は失敗に終わるのでした。。。















これほど家への足取りが重い日はありません。


でも、帰って話をしなければ・・・


はあ・・・・・






何度もドアの前でため息を吐いてから、意を決してドアを開けました。


主人は先に家に着いたようで、修理後のケータイのセットアップをしていました。


お互い、相手を認識しつつも無言でした。


私は耐えきれず、冷蔵庫からストロングを取り出して一気に半分近くを飲み干しました。






















「・・・俺、やっぱ無理だわ。離婚はしたくないけど、遊べないのも無理。」


今まで見たことのない、諦めたような口調でした。

新生おくずちゃん

帰宅した主人へ一言。


「おかえり。やっぱり離婚しよう。」


「ええ・・・どうしてそういうこと言うの?離婚はしないって言ったじゃん。」


「いやいや、彼女と別れる気もないし、子供作る気もないんでしょ?この生活って続ける意味ある?」













いやだと言うように主人が首を横に振りながら言います。

「離婚はしたくないから。傷付けてごめん。」

「本当に申し訳ないと思ってる?」

「思ってるよ。。。ごめん。」





でも、こんな会話をしながらも、何度も何度も主人のLINEの通知音が鳴り、その都度しっかり返信していた主人の姿を今でも覚えています。




「なんで私と離婚しようとは思わないの?彼女と結婚すればいいじゃん?」







「だって・・・色々めんどくさいから。」







・・・・・・・・・・・・・・・・・・はあ!?



「いやあのさ、彼女には何て話してるの?ちゃんと別れるつもりあるの?てか、避妊はしてるの??」



「はあ??・・・それは大丈夫だから。ちゃんと言ってある。向こうも分かってるから。」


「ふーん。」


「それに、何か勘違いしてるようだけど向こうも彼氏がいるから。」


「えっ!?・・・・・・お互い確信犯???どっちもクズだね!!!!」


「・・・・・・」









そのまましばらく沈黙が続き、いつのまにか話し合いはうやむやのまま流れてしまいました。


私はしばらく呆然としました。













主人が寝た後、一人でいると徐々に冷静になり思考が回るようになってきます。


主人の発言はあまりにも腑に落ちませんでした。


そして、思いをうまく伝えることができない自分にも嫌気がさし、とにかく煮え切らない思いで一杯でした。









てか、彼氏・・・!????


じゃあ、主人と彼女の関係って何??


理解が及びませんでした。










私は、この頃から愛と軽蔑を込めて彼女のことを「おくずちゃん」と呼んでいました。



おくずちゃんは、茶髪ロングで今時のギャルちゃんという感じの娘でした。露出多めの私服や、SNSのアイコンが自撮り写真なことから相当自分に自信がある娘だと思いました。


私とはまるで対極なタイプです。


でも、それが今やどっぷり彼女色に染まってちゃってます。


二人とも恋愛に夢中で全く周りが見えていない、まさにそんな様子でした。












そして、ふと気が付くとGPSの返却期限が1週間後に差し迫っていました。


もう、月4万もかけてこれ以上GPS付ける必要はないかな。


気になる気持ちを抑え込み、GPSは期限通りに返却することにしました。




そろそろ、はっきり決断しなきゃいけないな・・・
ギャラリー
カテゴリー
プロフィール

ponko2tv

犬と寿司が大好きなアラサーです。

  • ライブドアブログ