「俺、やっぱ無理だわ。離婚はしたくないけど、遊べないのも無理。」






今まで聞いたことのない、主人の諦めたような口調でした。







その瞬間、ずっと必死に堪えていたものが崩れました。







「そっか・・・。なんか、もう、そうするしかないのかもしれないね。」







「・・・・・・・」





「・・・・・・・」





「・・・・・・・」





「・・・・・・・」








しばらく無言が続きました。


主人は、時折ため息をついてうなだれていました。









「はあ・・・。もう、だめだ。」

「俺は誰と結婚したとしてもこうなるわ。」











「・・・・・そっか。わかった。」

「もう、そっち(離婚)の方向で話進めよう。」

「でも今日はもうこれ以上考えられないから諸々決め事は後日にして。。。」









「わかった。」











・・・あっという間の長い一日でした。



夫の尾行、彼女との対面、離婚の合意。



生気が抜けたようにふらふらして、まるで頭が働きませんでした。



そしていつの間にか汗と涙でぐちゃくちゃのまま眠っていました。



でもなぜか、離婚と決まったことで少しほっとしている自分に気が付きました。