ポンコツ離婚記~夫の不倫で壊れた夫婦~

マイホーム購入半年後に夫に不倫され離婚するまでの記録

2019年03月

家売るオンナ

私は、平日休みを取って不倫旅行のフィードバックを受けるため探偵事務所を訪れていました。


「お久しぶりです。雨の中わざわざすみませんね。」


「いえ。こちらこそ、先日はお盆なのに調査ありがとうございました。やっぱり主人は女と2人で旅行行ってたんですね。」


「おっしゃる通りです。では早速ですが、映像をお見せしますね。」


そう言って徐にビデオカメラを取り出す探偵さん。



そこには

彼女を迎えに部屋へ入っていく旦那の様子、


2人で車に乗っている様子、


2人でコンビニで買い物する様子、


2人で喫煙する様子、


2人で高速道路のSAで仮眠する様子、


旅行先で手を繋いで散歩する様子、


そしてホテルに入っていく様子・・・



「うわぁ、ばっちり撮れてますね。」(感心)


「そうですね。不倫旅行の証拠としては十分だといます。」


「わかりました。ありがとうございます。」







「その後、ご主人はどんな様子ですか?」


「・・・あの、私つい不倫のこと言ってしまいました。」


「えっ!ご主人は何と?」


「意外にあっさり認めました。笑」

「そうですか!!それで、今後はどうされるんですか?」

「うーん。。。それが、主人も離婚したくないって言うくせに、話合いのすぐ2日後から相変わらず彼女の家に行ってるんです。」
「しかもお風呂に入って帰って来た日すらあります。」


「2日後から!?全く反省してないですね・・・」

「はい。。。あの、もし仮になんですけど、離婚することになった場合って今までの証拠で相手の女から慰謝料取れますか?」

「うーん、難しい質問ですね。実際、不貞行為の回数が多ければ多いに越したことはありません。」
「強いて言えば、もう1回以上泊まりの証拠が取れるとかなり良いと思いますが、もう精神的にお辛いと思いますので無理はしなくて良いです。」

「わかりました。調査するかどうかちょっと考えさせてください。」

「はい、怪しい時はいつでも連絡して下さい。」







「あとですね、マンションはどうするんですか?そこちゃんとしないと厄介なことになりますよ。」







私は、主人の不倫行為にばかりやきもきしており、つい大事なことを忘れていました。


そう、今住んでいるマンションが、半年前に共同名義でローンを組んだばかりの持ち家だということを。









「すみません。何も考えてませんでした。。。」


「そうでしたか。でも、離婚ってなるとそこが一番大事ですよ!下手すれば一生借金まみれも同然です。最優先でちゃんと話し合って決めるべき内容です。」

「はあ、離婚ってそういうことなんですね。自分で聞いといてあれですけど、やっぱり離婚はしたくないです。笑」

「まあそうですよね。。。とにかく、ご自身で納得いくようにしてくださいね。」

「すみません。長々とありがとうございました。」
















探偵事務所からの帰り道、将来への不安が襲ってきます。


情があるから離婚はしたくない。

けど、夫は不倫を辞めてくれないし、これから子供ができるかだって分からないのが現状。



いっそ離婚してしまった方がお互いの為なのでは?

でももし離婚したとして、住宅ローンは?車は?これからの生活は?

いやー、無理無理無理無理!


・・・はっ!私が離婚したくない理由って、情とか言いつつ実はお金が心配なだけなのでは???

自分で自分が分からなくなりました。

















この日はもう料理作る気皆無だったので、刺身用のサクを買って帰りました。



米を炊き、刺身を盛りつけ、主人の好きな梨を剥く。



そうして私はストロングチューハイを飲みながら「離婚 住宅ローン 共同名義」とかでひたすらネット検索していました。



世の中には離婚後もそのまま家に住み続ける人もいれば、任意売却(この時初めて知った言葉)する人、競売にかける人など、色々な事例があることを知りました。



私は、離婚するなら絶対住みたくないし、きれいさっぱり売り払いたいと思いました。














そうこうしていると、こんな日に限ってやたら早くGPSが動き出しました。



超超珍しく、ほぼ定時ぴったりに車が動き始めました。



そして、車が向かった先は、





郊外のラブホテルでした。





そしてきっかり2時間停車した後、車が動き出しました。その後彼女を家まで送り届け、主人は何食わぬ顔で帰ってきました。



部屋に入って来た主人に対し、私は開口一番に言いました。



「おかえり。やっぱり離婚しよう。」



「どうしてそういうこと言うの?離婚はしないって言ったじゃん。」




いよいよ正気の沙汰じゃないなと思いました。


二度あることは三度ある

夫が不倫を認め、心を入れ替えると誓った翌日。

私はドキドキしながらGPSの検索ボタンを押しました。

すると当然と言えば当然ですが、この日は彼女の家には行かず、会社から真っ直ぐ帰って来るのでした。



「おかえり!」


「ただいま・・・はぁ。」


そのため息、何?って思いましたが、まあそっとしておこうと思いました。



しかし、夫は心ここにあらずといった様子で相変わらずケータイをいじりながらため息を吐いていました。


素直に安心しきれない私がいました。












そのすぐ翌日のこと。

おかしなことが起こります。

私は当たり前のようにGPSの検索ボタンを押しました。



すると、どうでしょう。

会社を出た夫の車が、なぜか彼女の家に向かって進んでいるのです。


ん?んんん?????

停車時間は5分ほどでしたが、GPSの現在地は確実に彼女の家を示していました。


そして、夫は何食わぬ顔で家に帰ってきました。


「おかえり!」

「ただいま。」



夫からは特に何も言ってきません。

さっきは何だったんだろう?

あ!きっと置いてた荷物でも取りに行ったのかな???


現実から目を逸らしたくて、スーパーポジティブ思考を働かせる私。

そうして結局、この日は大目に見ることにしたのです。













ところが、なぜでしょう。


不思議なことに、その翌日も、またその翌日も、主人はなぜか彼女の家に寄ってから帰って来るのです。


あるとき、彼女の家に停まってから1時間経っても動かない、2時間経っても動かない日がありました。




私は思わず夫に電話をかけます。


しかし夫は電話には出ず、一方的に切られてしまいました。


すぐにかけ直します。


また切られました。


最後にもう一回電話しますが、これも出ません。


ラインで「今どこにいるの?」と送るも、既読が付きません。






すると数十分後、夫がふらっと家に帰って来ました。

「おかえり。今日遅かったけど、どっか寄ってたの?」


「スポーツジムに行ってただけだよ・・・」


「そうなんだ。」

「急に何件も着信入れてくるのビビるからやめてよ。」

「ごめんごめん。ちょっと不安になっちゃって。」

「・・・あれ、お風呂も入ってきたの?」

「うん、ジムで入って来たから。」


「そう」






嘘つき。


この日ジムなんて寄ってないし、彼女の家から真っすぐ帰って来たのは知っています。





「そういえば、彼女とはもう別れたの?」

「はあ・・・。別れるとかそういうんじゃないから・・・。」

「じゃあ、どういうこと?」

「もう勘弁してよ・・・・。」

「・・・分かった。まあいいや。」






私と話すことを避けるように俯く夫を目の前にすると、それ以上追及することができませんでした。

これも私の悪い癖だと思います。


そして、ずっと避けて通って来た「離婚」の2文字がいよいよ脳裏をよぎるのでした。

切り込み隊長

お盆明け、職場ではお決まりの帰省お土産交換ラッシュ。
夫の実家へ帰省しなかった私は、当然手ぶらで出勤しました。
この話題を完全にスルーしたいという私の思いとは相反して、少人数の私の職場では当然ツッコミが入ります。

「あれ、お盆旦那さんの実家行ってないんですか??」

「う、うん。お互いちょっと用事があって今回帰省しなかったんだよね。(冷汗)」

「あ、そうだったんですねー。」

内心ヒヤヒヤでしたが、それ以上突っ込んで聞かれなかったのでまあセーフ。

そして、お盆休み中の自分の惨めさを噛み締めながらお土産をいただきました。

この週は連休明けで仕事が溜まっているのに、全く身が入りませんでした。(ごめんないさい)











夫の不倫旅行の事実を知っても、私は未だ何も知らないふりを貫いていました。

そんなこと何も知らない夫は、相変わらず好き放題やってました。

仕事終わりに毎日彼女を家まで送り届けてから帰って来て、週末にお泊まりの流れはもう当たり前。

家にいるときはいつもイライラしていて、何かにつけて機嫌が悪くなることが増えました。

金使いもどんどん荒くなり、完全にお小遣い制の意味が失われていました。




そんな夫の為に私は毎日食事を作り、同じベッドで寝る。

探偵さんにはまだ話を切り出すべきではないと止められていましたが、

心の何かがもう限界でした。。。

衝動的に湧き出る感情を、何度も奥歯で食いしばりました。











結局、ずるずると週末を迎えました。

そして、いつものように夫の運転する車に乗って食料品の買い物に出掛けました。

車必須の地方都市に在住していながらペーパードライバーの私は、悔しいですが夫に運転してもらうしか足がありません。




不倫発覚前まではペットボトルやティッシュなどゴミが散らかり放題だった車内が、この頃にはいつ乗ってもごみ一つない状態になっていてそれが違和感でした。

そういえば、以前私が何気なく車のごみを捨てようとしたらすっごい嫌そうな態度を取られたことがありました。
何か見られたくないものでもあったのかもしれないなと思いました。




今私が座っているこの助手席に例の彼女がいつも座っているのか、と思うとなんとも耐え難い気持ちになりました。

夫と二人っきりの車内では、テレビから流れる甲子園の実況中継だけが喋り続けていました。











こんなタイミングで切り出すべき話題ではないのですが、私は不倫云々の前にシンプルにずっと思っていたことを聞いてみました。

「私、そろそろ子供欲しいなー。」

「子供ねー。俺も欲しいよ?でも、それって結局無理矢理やるしかないんだよね・・・」
「俺が最近機嫌悪い理由もそれなんだよね~。はあ・・・」

・・・・・・

「・・・なにそれ?じゃあ子供は諦めるの?」

「いや、子供は欲しいよ。けど、俺が悪いんだ・・・」

「・・・じゃあ、医学の力を借りるとか?」

「いや、それだとお金かかるんでしょ?だったら無理矢理やるよ。はあ・・・」




涙が流れ落ちました。

この無理矢理っていう言い方、傷付きます(笑)
本人は無意識なんだろうけど、だからこそのショックが大きい。

主人のデリカシーのなさに落ち込むと同時に、
この人は子育てとか向いてないのかもって結婚5年目にして疑問に思い始めました。















「・・・あのさ、会社の娘と不倫してるよね?」


「はあ??俺が??なんでそう思うの?」

「最近やたら飲み会と朝帰り多いし、寝言でそれっぽいこと言ってた。」

無言のままタバコを吸いだす夫。




・・・・・・

・・・・・・

「これからどうするつもり?何考えてるの?」

「・・・ごめん。離婚はしたくない。彼女は結婚とかそういうのとは違う」

「何それ?どういう意味?」

「・・・仮に結婚生活続けるとして、今回の事に対していくら払えばいい?」

「は?離婚しないなら慰謝料貰うわけないじゃん!結局2人のお金なんだから!」

「そっか、そうだよね。」

「そこじゃなくて、原因は!?なんでそうなったの?私の何が不満だった?」

「・・・いや、不満がとかじゃない。魔が差したとしか言えない。」

「あっそう。」

「ごめん。心を入れ替えるから許して。」

「本当?信じるよ?」

「うん。ちゃんとする。」

「わかった。」










ついつい、流れで言ってしまいました。

がしかし、夫は何も抵抗せず、いともあっさり不倫を認めたのです。

あまりにあっけなくて、私は拍子抜けしました。




でも、私はなぜかいまいち腑に落ちませんでした。

夫は妙に落ち着いて淡々と話すので、どうも本音で話しているとは感じられなかったのです。
(私は魂の対話レベルで号泣するような展開を期待していた)

私が最も聞きたかったのは、不倫に至った経緯です。

あれだけ毎日彼女の家に通って、毎週お泊りして一緒に旅行まで行っといて、

「ただ魔が差しただけ」と言われただけでは到底納得できません。




本心は私に対して、家庭に対して、または義両親に対してなのか何かしら不満があったのだろうと思います。

けど、何度も溜め息をついて俯く主人を前にして、それ以上強く問い詰めることができませんでした。。。











煮え切らない部分はあるけど、本人も謝ってるし今回は大目に見よう。

それに、幸いなことにGPS付けてることは言ってないし、もうしばらく様子を見よう。

それで無実が証明できれば、この件は許してあげよう。



そうして、明日からの主人の行動に希望と少しの不安を持ってこの日は眠りにつきました。


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