夫から逃げるようにして急きょ実家へ駆け込んだ私。


通勤時間が3倍になりましたが、心が擦り減っていた私にとっては両親の温かさが何より身に沁みました。


そして、離婚で合意したということを改めて両親へ報告しました。


当初離婚までしなくてもと言っていた両親でしたが、一連の出来事を話すとやっぱり仕方がないねと納得してくれました。


そして、これから一人暮らしで大変なことがあったら何でも言ってね!!と力強く言ってくれました。


心の底からありがとうと思うと同時に、少なからず両親にも迷惑を掛けてしまっている自分が本当に情けなく思いました。









離婚となればやるべきことはまだまだあるけど、この時は大きな決断をしたことでの反動なのか、何もする気が起きませんでした。


そして引っ越しまでの2週間は療養期間と割り切ってゆったり過ごすことにしました。


母に甘えて家事をほとんどやってもらい、自分は犬の散歩だけでいい生活。


作ってもらったお弁当を食べ、家に帰ったら夕ご飯を作って待っていてくれる。


母の作った筋子おにぎりを食べていたら涙が出てきました。











そうしてあっという間に引越しの日がやってきました。


初めは業者に頼むつもりだったのですが、両親が手伝ってくれるというのでここでもまた親に甘えてしまいました。


大型家具や家電の移動がなかった(全て新たに購入した)ため、自力で出来るだろうとのことでした。


父のハイエースに乗り込み、マンションへ向かいます。










引越し当日は外出していてもらうよう事前にお願いをしていました。


たった2週間なのにずいぶん久しぶりの感じがする我が家。


自分の家なのに、緊張しながらドアを開ける。(おじゃまします・・・)


意外なことに?2週間前とほとんど変わらない我が家。もっと荒れているかと思ったけれど、意外と部屋は落ち着いていた。それでも、溜まっている洗い物や惣菜の空き容器など男の一人暮らし感が出ていてなんとも虚しい気持ちになりました。


そんな様子を片目に、黙々と積み込み作業を進めていく。


お昼ご飯はコンビニのおにぎりで済ませ、今日一日で終わらせるために、とにかく急ぎます。かなり断捨離したとはいえ、ハイエースがいっぱいになりました。


気付けばもう日が傾き始めていました。


忘れ物がないか確認し、最後にどうしても捨てられなかった結婚式の返信ハガキをダイニングテーブルに叩きつけマンションを後にしました。










そこから引っ越し先のアパートへ向かい、搬入作業です。


順番なんて考えず、ひたすら部屋へ荷物を押し込む。あっという間に搬入は終わり、部屋は荷物で埋め尽くされました。


外はもう真っ暗でした。


無事引越しが終わったことに安心すると、一気におなかが空いてきました。両親とごはんを食べてからお礼を言って別れ、一人アパートに戻りました。





今日からここが私の家か・・・


慣れないにおい、山積みの荷物を見てまた少し不安な気持ちになりました。