ポンコツ離婚記~夫の不倫で壊れた夫婦~

マイホーム購入半年後に夫に不倫され離婚するまでの記録

2021年08月

冬タイヤの行方

私達がマンション購入前に住んでいたアパートはエレベーターなしの建物で、トランクルーム等も付いていなかったためタイヤは私の実家で保管していた。



それまでタイヤの事は全く頭になかったけど、夫からの連絡で思い出した。



『スタッドレスお義父さんに持ってきてもらえない?』


あまりにさらっと言ってくるので一瞬そういうもんかと思ってしまった。


いやいや、どこまで無神経なんだろう・・・


面倒だなと思いつつも、このまま置いておくわけにもいかないのでお母さんに連絡をした。










「夫から連絡があって、冬タイヤ持ってきてほしいって言ってるんだけど・・・」


『そんなの、自分で取りに来てよ!わざわざ届けるなんてバカバカしいでしょ!!』


「うん・・・そうだよね。伝えておく。」


『当たり前でしょ!どこまで無神経なんだか。』


「そうね・・」


『でも、ちょうどよかった。一度、本人と話しておきたいと思ってたの。』


「そっか。わかった、それも伝えておくね。取りに来る日が決まったらまた連絡するね。」












思えば、不倫発覚から今日まで、両親と夫が話す機会は一度もなかった。


両親としても、当然色々と思うことがあったと思う。


そのまま夫に連絡した。





「タイヤは自分で取りに来て。」


『わかった。じゃあ〇日の〇時頃に取り行く』


「了解」


『庭の入り口辺りにまとめて置いておいてもらえる?』


「???良いけど、うちの親が直接話したいって言ってたよ。」


『それは嫌だな』


「・・・わかったよ」


『入口に出しといてね』


「了解」








後日、彼はのこのこやってきてタイヤを積み込みそのまま帰っていったらしい。










私は、最後に一度くらい両親に対して誠意を見せて欲しかった。


普段から私の両親には色々とお世話になっていたので、何かしら一言くらいあるだろうと思った私が馬鹿だった。


結局、最後まで彼は両親を避け続け、一言も言葉を交わすことはなかった。


いくら当事者間の問題とはいえ、逆の立場だったら私はこんな対応はできない。


このことが何だかもやもやして心に引っ掛かっていた。
















それから間もなくのこと。


私は、夫のカード明細がつい気になってwebでチェックしていた。


同居中からお金の管理は全て私任せだったため夫名義のカード明細から楽天、アマゾンのログインも自由にすることができた。ずぼらな夫は当然パスワードの変更などする気配はなかった。


すると、気になる明細を発見した。


【楽天トラベル】


なんです、と・・・??


すぐに楽天トラベルの予約を確認する。


【12月〇日 ご宿泊予約 2名様 セミダブル 喫煙】


あった、ありました。どうやら、彼らは年末旅行を計画していた様だった。この期に及んでなんて能天気な人達なんだろう。


そうか、だからスタッドレスタイヤが必要だったんだ。合点がいった。












がっかりした。


そしてすぐに怒りがこみ上げてきて、やっぱり何が何でも慰謝料請求してやろうと決意が固まった。


後日、弁護士の先生に電話をする。


「色々考えまして、やっぱり慰謝料請求しようと思います!金額というよりも、あくまで形上として請求しておきたいと思いました。」


『そうですか。分かりました。・・では、今後の方向性を固めるためにもう一度事務所の方へお越し頂けますか?』


「はい!」


『では宜しくお願い致します。』












いよいよここまで来たんだな。


不倫が発覚したあの日を遠い目で見る思いだった。

婚姻費用請求


法律事務所を出ると、不安と緊張が解けて気持ちがふっと軽くなった。


よし、あとは住宅ローンの名義を外してしまえば離婚できるんだ!意外とあっさりだな。


そんなことを考えながら、早速銀行に電話をした。












『◯◯銀行ローンセンターです。』


「夫婦で共有している住宅ローンから自分を抜きたいのですが可能でしょうか?」


諸情報を伝え、確認してもらうこと数分。


『お待たせ致しました。今回、離婚に伴い奥様の名義を抜きたいとのことで宜しいでしょうか?』


「そうです。」


『かしこまりました。では、今後債務者となるご主人様にご連絡させて頂きますが宜しいでしょうか?』


「はい、わかりました。あと、日数って大体どれぐらいかかりそうですか?


『お客様の状況によっても異なるので一概には言えません。』


「・・そうですよね、分かりました。」










担当者の人は淡々とした口調の中年男性で、少し無機質な印象だった。


でも、今回の件も淡々と処理を進めてくれるんだろうな。


もう、離婚は目前だなあ。


・・この時はそう思っていた。
















そして、夫へ婚姻費用の請求をする。



離婚成立までの間、生活費(婚姻費用)として月5万を下さい。


『は?それは慰謝料の前払いってこと?』


いや、婚姻費用はあくまで生活費で、慰謝料とは別だよ。


『むちゃくちゃ言うなよ!無理。』


婚姻費用は法的に認められている制度だよ。金額も5万が妥当です。


『むり』


『むり』


『そんな制度があると知ってたら別居なんて認めなかったわ。』


婚姻費用の件は私も最近知った。


『・・それって離婚するまでなんでしょ?じゃあさっさとハンコ押してよ!!』


住宅ローンの件が片付くまでは離婚できません。


『住宅ローンの件は大丈夫だから。絶対に大丈夫だって!』


万が一トラブルがあったら嫌なので、住宅ローンが先決です。


『・・払えない。無理!!』


月末まででいいのでなんとかお願いします。





ー2週間後ー





再度だけど、生活費の件お願いします。


『・・払ってあげたいけど、俺もローンとかあって生活キツいから金額下げて欲しい。』


「わかりました。じゃあ3万でいいです


『了解。月末には振込む。』









こうして、ごねながらも最終的には金額を下げることで合意し婚姻費用を払ってくれた夫。


確かに向こうからしたら突然言われても??って感じだったと思うけど、貰えるものは貰っておきたかった。こういう制度があることを教えてくれた弁護士の先生には感謝です。

弁護士探し

引越し先のアパートには思いのほかすぐに慣れました。


都心部に近く、便利な立地であったため買い物がてらよく散策をしていました。


通勤も電車一本で通える場所になり、朝の余裕ができるようにもなりました。


そうして、キッチンが狭いこと以外はほとんど不便のない生活を送れるようになりました。










ふと、夫は今どう思っているのだろうか。掃除や洗濯などちゃんとできているのだろうか。まともな食事を食べているのだろうか。もしかして、おくずちゃんと同棲なんて始めていたりして・・・。


この頃は無駄に色々な事を考え、不安に陥ることがよくありました。


でも、グズグズばかりしていられない。これから離婚に向けて具体的に動いていかなくちゃ。


私は、後々のトラブルを避けるためにも一度弁護士の先生に話を聞いてみたいと思っていました。


もちろん弁護士のツテなんてないので、ネット検索でなんとなく良さそうな法律事務所を見つけて相談に行ってみることにしました。


予約日までの一週間の間に、ノートに聞きたいことや確認したいことを全て書き出し、探偵からの資料を揃え万全の準備をしておきました。


というのも、法律相談が30分5,000円だったのです。相談するだけで??高っ!と思ったけどそれ位が相場のようでした。


1分たりとも時間を無駄にできない、そんな思いでノートにまとめていきました。












そして迎えた当日。


緊張しながら法律事務所のインターフォンを押します。予約していた旨を伝えると、奥の部屋へと通されます。


しばらくして、弁護士の先生が入ってきました。
想像していたよりも若い、いかにも裕福な家庭で育ちましたというようなお坊っちゃん先生。


なんとなく、この人で大丈夫だろうかと一抹の不安がよぎった気がした。でも、ここまで来たらもう後へは引き返せない。


挨拶を手短に済ませ、早速相談へと移る。


私は、今まで起きた出来事をなるべく簡潔に説明し、現在は離婚で合意していること、夫への慰謝料の額や財産分与についても話がまとまっていること、マンションには夫が住み続けること、おくずちゃんへも慰謝料請求したいことを伝えました。


私が話している間、相槌を打ちながら静かに話を聞いてくれていた先生が口を開きます。


「・・・状況は分かりました。まず、対旦那さんですが、すでに離婚で合意していてお金に関する取り決めが済んでいるのでしたらその内容を文書にすることをおすすめします。その方が後々トラブルになりにくいです。文書はご自分で作成でも良いですし、こちらで作成することも可能です。」


メモを取りながら頷く私。


「ちなみに、現在別居中とのことですが婚姻費用は受け取っていますか?」


「えっ、婚姻費用?って何ですか?」


「生活費のことです。別居中でも受け取る権利があるので、交渉してみてください。」


「そんな事できたんですね。。ちなみにいくらくらい貰えるんですか?」


「夫婦の年収や家族構成によって変わるのですが・・・」
そう言って、婚姻費用の早見表を見せてもらった。私達の場合だと月5万円前後が相場のようだった。


「わかりました、ありがとうございます!」


「次に、マンションに関しては早めに銀行に連絡をして現在の住宅ローンから奥様の連帯債務を外してもらうよう相談して下さい。」


「はい、分かりました。」


「籍を抜くタイミングも、住宅ローンの件が片付いてからが良いと思います。先に籍を抜いてしまうと、もし相手がローンを払わなかった場合に債務者として責任を負うことになりますので危険です。」


「確かに、、そうですね。」


「最後に、対相手方に関してですが、慰謝料請求をするとなった場合は私が間に入り相手方とのやり取りをしていくようになります。正直、旦那さんからの慰謝料の額を考えるとほとんど相手側からは取れないかもしれません。ただ、証拠は揃っているので簡単に言い逃れもできない状況かとは思いますが。」


「・・・そうですか。」


「仮に、もし慰謝料請求されたとなれば相手方も弁護士を付けるでしょうから、そうなれば多少なりお金と労力を使わせることになります。そのような理由から金額を期待できなくても慰謝料請求される依頼者様もいます。」


「はあ・・そうなんですね。」


「その場合、着手金としてまず20万円がかかってきます。これは、慰謝料がもらえるもらえない関わらず必要となる金額です。更に、慰謝料が貰えた場合は金額に応じた成功報酬を頂きます。その他に、書類作成など必要であればそちらも別途費用を頂くことになります。」


「・・・わかりました。」


「協議書の件も含め、一度よくお考え頂ければと思います。」


「・・はい。」


その他にも、合間合間にノートにまとめた細かい質問などを聞いていたらあっという間に1時間が経とうとしていました。


先生にお礼を言って、事務所を後にします。










・・・予想はしていたけど、弁護士費用って高いんだな。着手金だけで20万もかかるんだ。でも、探偵費用に比べればまだマシか~。

(この時の自分は完全に金銭感覚が麻痺していました。お金よりも、自分の心を満たすことに必死でした。)


さて、どうしよう。


・・・いや、もう答えは決まっているんじゃないか。


たとえ慰謝料が取れなかったとしてもいい。旦那に何と言われてももう知ったこっちゃない。



私は、自分で納得できるようにする・・・!!!!


やっぱ、慰謝料請求する!!!!!!
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