弁護士の先生との打ち合わせ当日。緊張しながら事務所へ向かう。





『本日は宜しくお願いします。決意が固まったようですね。』


「そうですね、固まりました!」


『では、早速ですが初回の交渉金額をいくらにしましょうか?基本的にここから下がることはあっても上がることはないので高めの金額設定をしておくのが無難です。また、相手方は当初の請求額と実際の支払額の差額に対して弁護士費用を支払うことになります。』


「向こうの弁護士費用が安く収まるってことですか?」


『仰る通りです。』


「うーん、そうですね・・・ぶっちゃけ、最低〇〇万位貰えればいいかなと思っているんですけど笑」


『では、希望の2倍以上ですがキリが良い〇〇万でどうですか?』


「はい、それでお願いします!」


『あとは通知書の内容ですが、一般的に記載される事項に沿って作成を進めて宜しいでしょうか?』


「はい、お任せします。送る前に確認はさせてもらえますか?」


『もちろんです。送付前にはメールで文書案を送りますのでご確認お願いします。』


「分かりました。」


『では作成後にまたご連絡致します。』


「あとですね、離婚協議書なんですけど、内容がシンプルなので自分で作成しようと思います。それで、文書に変な言い回しとかがないかチェックだけして頂きたいのですが宜しいでしょうか?」


『構いませんよ。そちらも文書ができ次第送ってもらえれば確認します。』


「ありがとうございます!」














弁護士を付けたことで強気になった私の足取りは軽快だった。


そういえば、住宅ローンの件は連絡がないけどどうなっているんだろう?


夫に連絡してみる。





「住宅ローンの件進んでるの?」


『来週団信の再手続きしてくる。あと1か月半くらいで完了する見込み』


「そうなんだ。了解。では今月分の生活費もよろしくお願いします」











ちゃんと進んでいるようでほっとした。


あと少し、最後までしっかりきっちりやり遂げよう!


駅ビルのイルミネーションとクリスマスソングが嫌でも流れ込んで来る時期だった。