先生との打ち合わせの後、私はネットに出回っているテンプレを参考に自力で離婚協議書を作成した。


内容としては慰謝料の件、財産分与の件の2点に清算条項を足しただけのシンプルなものなのですぐに作成できた。今度先生から連絡が来たら内容を確認してもらおう。


ところが、前回の打ち合わせから10日が経っても先生からの連絡がなかった。


不安になった私はメールを入れてみた。







「通知書の発送はいつ頃を予定されておりますでしょうか?」


『ご連絡が遅れてしまい申し訳ありません。精査に時間がかかっておりまして、来週中には発送できる予定です。文書案を送りますのでご確認ください。』


添付された通知書には、今回の件が簡潔にまとめられていた。


「確認致しました。こちらの内容でお願い致します。」







ついでに自作の協議書も確認してもらい、文言に問題はないとのことだったので2通作成して夫に送っておいた。


年末ギリギリの発送となった。何も知らないお二人は年末旅行を楽しんでいることだろう。
















そのまま新年を迎えた。


新年早々、夫から立て続けにラインが来た。




『あっちには請求しないでよ!頼むよ!!』


『本当に頼むよ!!!』


「私としては未だに納得できないことが多々あって、こうするしかなかったの」


『考え直してください。。。』


「そもそも、彼女は何と言ってるの?」


『彼女は本当に反省しているよ。でも、いきなりの請求に怖くなってる。』


「反省?本当に反省する気持ちがあるなら未だに旅行とか行かないのでは?」


『本当に謝罪する気持ちはあるよ』


「慰謝料請求後に言われても一切信じられない!!急に慰謝料請求されて焦ってるだけでしょ?」


『ごめんね』


「今更そういうのは求めてません」


『はあ、、とりあえずしかるべき対応は取ります。』















この人たちの言う反省、謝罪ってなんだろう。


それはあくまで受け手側が判断することであって、本人がそれを言ってはおしまいだと思う。


本当に謝罪する気持ちがあるならその単語を使わずに自分の言葉で気持ちを述べて欲しい。


結局、最後まで彼女から私に対して謝罪されることはなかった。










私はただただこの二人に対して誠意のある態度を取って欲しかった。


しっかり話し合いができていれば、誠意を持って謝罪をされていればここまでやらなかったと思う。


でも、あまりに何も分からずひたすらに不安だった。


そもそも、そんな誠実さがないからこんなことになってるんだろうけど・・・

















二週間程が過ぎたころ、先生から連絡があった。


『相手方の弁護士を通して回答が来ましたので転送致します。』


内容は、到底納得できるものではなかった。